ダルビッシュ、ヤンキース移籍の可能性は? 米メディア「すぐ実現すべき」
先発投手が補強ポイントの好調ヤンキース「投手を加えることがより優先される」
レンジャーズのダルビッシュ有投手は10日(日本時間11日)、本拠地でのパドレス戦に先発し、序盤に2被弾しながらも6回7安打無四球6奪三振3失点(自責3)と粘投した。同点で降板し、自身に勝敗はつかなかったが、チームは4-3で勝利。今季8試合で3勝2敗、防御率2.96と上々のスタートを切ったエース右腕について、米メディアはヤンキースへのトレード移籍を予想している。
米「FOXスポーツ」電子版は、「すぐにでも実現するべき7つのトレード」とのタイトルで特集記事を掲載。その中で、2番目に「レンジャーズの先発投手ユウ・ダルビッシュはヤンキースへ」という“予想”を挙げている。
ダルビッシュは今季が6年契約の最終年。シーズン終了後にはFAとなる見込だ。レンジャーズは、流出阻止のためにシーズン中の契約延長を目指しているとも報じられている。ただ、レンジャーズの成績が低迷した場合、7月のトレード期限までにダルビッシュを放出し、代わりに若手有望株を獲得するのではないかとする声も根強い。
寸評では「CC.サバシアを除いて、ニューヨークの投手陣は奮闘している。しかし、全シーズンにわたって頼りにすることはできない。打撃の面では一塁手からより多くの利益を得ることができるだろう。しかし、投手を加えることがより優先される。特に、(一塁手の)グレッグ・バードに愛想をつかすには早すぎる」と指摘。田中将大が牽引する好調ヤンキースの先発ローテ陣は「奮闘中」と評価しているが、ピネダ、セベリーノ、モンゴメリーは確かに未知数と言える。一塁手も“補強ポイント“ではあるが、先発投手の獲得が最優先だという。