川崎宗則、日米通算1500安打達成に笑顔も2000安打は「自信ない」
ソフトバンク復帰後初の猛打賞、「打てないのは相手の投手がいいだけ」
5回1死で回ってきた第3打席でも左前安打を放ち、復帰後初となる猛打賞。報道陣からの「バットが振れてきた?」との問いには「振れているのは、いつも振れている。調子が悪かったことは、今まで1度もないです。打てないのは相手の投手がいいだけ」と独特の言葉で返した。
この日は柳田、中村晃といった不調の後輩たちにも安打が出た。「いつも“ムネ神”に(打たせてくれと)祈っています。今日はムネ神が叶えてくれた」とムネリン節全開で語り、「嬉しいですね。可愛い後輩が打つのは嬉しい」と素直に喜んだ。
次なる節目は日米通算2000本安打となるが、「僕は1999本でも引退できるよ。こだわりはない。2000本は凄いこと。そういう選手になれる自信は全くありません」とキッパリ。
「明日ケガをして終わるかもしれない。1日をスッキリさせるプレーをしたい。それが俺のやり方だから」。野球を楽しみ、1試合1試合に全力を注ぐ。川崎流の戦い方で、これからもチームの勝利に貢献していく。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani