阪神に苦い過去? いざという時の助けになる「隠れ捕手」

捕手から転向し大成した選手も

 内野手登録の今成亮太は、2005年のドラフト4位指名で浦和学院高校から日本ハムに捕手として入団。1軍では56試合にマスクをかぶったが、今は主として三塁を守る。外野手登録の中谷将大も2010年のドラフトで3位指名を受け、福岡工大城東高校から阪神に捕手として入団。しかし2012年には外野手に転向している。今年は中軸を打つことが多い。同じく外野手登録の狩野恵輔も2003年のドラフト3位で前橋工業から阪神に捕手として入団。一時期は正捕手でもあったが2011年に外野手に転向。今は代打の切り札だ。

 3人に共通するのは打撃がいいこと。打力を活かすために他のポジションにコンバートされたのだ。

 古くは江藤慎一、衣笠祥雄、田淵幸一、最近でも山﨑武司、和田一浩、小笠原道大、捕手から他のポジションにコンバートされて、打者として大成した例は結構ある。阪神の場合も、そういう形の「配置転換」ではあろう。

 原口文仁もその方向でコンバートが考えられているのだろう。しかしそれだけでもないようだ。

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