強豪主軸を翻弄、上原浩治に米解説者も感服「球がジャンプするような感覚」
上原の速球は「ボールがジャンプするような感覚」
続く3番カーペンターが2球目の速球を空振りした際に実況が「これは最高の例ですね」と話すと、エドモンド氏は感服するようにこう解説した。
「ボールがジャンプするような感覚です。彼の球速を測るのは難しい。時速92、93マイル(約148、150キロ)くらいから96マイル(約154キロ)に感じさせるのでしょう。素晴らしく滑らかなフォームです。腕もしっかりと伸びています」
その後、カーペンターをライトフライに打ち取ると、4番ジャーコを見逃し三振に仕留めた上原。18球で3者凡退に仕留め、3-2の勝利につなげた。160キロを超える剛速球が珍しくないメジャーで、上原のこの日の最速は89マイル(約143キロ)。それでも、強豪の主軸を翻弄したピッチングには敵地メディアからも称賛の声が上がった。
上原は今季16登板のうち14試合で無失点投球を見せ、防御率2.63。5月は4試合で1勝0敗、防御率0.00と安定した投球を続けている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count