ロード負け越しも本拠地6連勝の広島 緒方監督はファンに感謝「力になる」
2発のエルドレッド「広島に帰るとポジティブな気持ちに」
広島は13日、マツダスタジアムで行われた巨人戦に11-2で勝利した。ロードでの6試合に1勝5敗と負け越して首位から転落したが、マツダスタジアムでは6連勝と地元での強さを発揮し、緒方監督は「これだけ声援してもらっているのだから力になるよね」とファンに感謝した。
先発した岡田が7回2失点で4勝目。先発投手に白星が付いたのは、5月3日の中村祐以来、8試合ぶりのことだった。緒方監督は「前回は置きにいったところがあったけど、今日は最後までしっかり腕を振って投げられた」と、9点差を逆転された前回登板からの修正を評価した。
若手の多い先発陣が崩壊寸前の状況だが、指揮官は「今日ぐらい投げてもらえればいい。完投しろとは言わないが、7イニングは投げてもらいたいという気持ちはある」と奮起を促し、「若いピッチャーが多いので、もっといってもらいたいという気持ちはある。球数や中何日ということにはこだわっていない。球数次第では、中4日でもいってもらいたいぐらい」と期待を込めた。
好調を維持している攻撃陣に関しては「最後までみんな集中して、8回にビッッグイニングを作った。いい攻撃をしてくれた」と頼もしそうだった。2本塁打を放ったエルドレッドが「広島に帰るとポジティブな気持ちになれる。今日の勝ちは大きい」というように、ホームゲームでの強さが、現在のチームを支えている。
【了】
大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo