過去には4打数連続&4打席連続を達成した強打者も…連続本塁打の歴史
MLBでも5打数連続本塁打はなしも…マイナーでは驚異の記録
レアードの日本ハムでの先輩にあたるトニー・ソレイタは、唯一2回(4打席、4打数各1)記録している。レアードは12日のロッテ戦で三振、本塁打、本塁打、四球、四球、13日のロッテ戦で本塁打、本塁打と、4打数連続本塁打の間に四球を2つ挟んだがこれは初のことだった。レアードには史上初の5打席連続本塁打の期待がかかったが、次の打席は遊撃への併殺打に終わった。
一方で5打数連続本塁打はNPB、MLBを通じて誰も達成していない。NPBで4打数(打席)連続本塁打を記録した打者の次の打席は、レアードも含め21打数4安打、0本塁打。やはりプレッシャーがかかるのだろう。
なおここには含まれないが、1951年8月1日の大阪戦で松竹の岩本義行は1試合4本塁打を記録。間に凡打を挟んだため4打数連続ではなかったが、岩本は最終打席、外野フェンス上部を直撃する二塁打を打った。これがスタンドに飛び込んでいれば1試合5本塁打になっていた。1試合18塁打(4本塁打1二塁打)はNPB記録だ。
米のマイナーリーグでは1902年6月15日、テキサス・リーグ、コルシカ―ナ・オイルシティズのニッグ・クラークが、テキサカーナ・カスケットメイカーズ戦で8打席連続本塁打を打ったという記録が残っている。クラークはのちにMLBに昇格したが通算6本塁打に終わった。5打数連続本塁打は夢の記録だが、誰かが達成する日は来るだろうか。(※記録は「オフィシャルベースボールガイド」「プロ野球データブック(改)篠浦孝」、「Baseball Reference」を参照)