アストロズ三塁手、憧れの“ジーターの日”に満塁弾 「背番号2の魔法」

2005年ジーター以来となるヤンキースタジアムでの背番号「2」による満塁弾

 ニューメキシコ州で育ったブレグマンは、母がニューヨーク州出身でジーター・ファンだったこともあり、幼い頃からヤンキースの“キャプテン”を英雄視してきたという。アストロズで背番号2をつけるのも、ジーター氏への憧れから。記事によれば、永久欠番セレモニーが開かれるこの日は「背番号2は1人であるべきだ」と、違う背番号のユニフォームを着ようと用具係に相談したほどだったという。

 準備が整わずに通常どおりに「2」をつけて試合に出場したが、その試合でなんと満塁ホームラン。記事によれば、ヤンキースタジアムで背番号「2」をつけた選手が満塁弾を放ったのは、2005年6月18日のジーター氏以来の快挙だったとそうだ。

 愛犬をジーターと名付け、いつかジーター氏と会話することを夢見る23歳は、「ファンのリアクションを見るだけで、ジーターが彼らにとってどれだけの意味を持ったのか、ニューヨークという街にとってどれだけの意味を持ったのか、野球にとってどれだけの意味を持ったのか、すぐに分かる。本当に特別なセレモニーだったよ」と感動仕切りの様子だったそうだ。憧れの人物の特別な日に自らの存在を記録と記憶に刻んだことは、一生の思い出になるだろう。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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