田澤純一、元DeNAグリエルに痛恨逆転満塁被弾で黒星 ショック隠せず呆然
1点リードの6回に痛恨の一発浴びる、ベンチに下がってから苦しそうに呼吸する場面も
マーリンズの田澤純一投手が15日(日本時間16日)、本拠地でのアストロズ戦に6回から2番手で登板し、元DeNAのグリエルに痛恨の逆転満塁弾を浴びた。マーリンズは2-7で敗れ、田澤は今季初黒星を喫した。
マーリンズは5回、先発ストレイリーが右腕に打球直撃を受けながら、無失点に抑える。右腕はその裏の打席にも立ち、きっちりとバントを決めて降板。その後、イエリッチがその気迫に応えるようにタイムリーを放ち、1点のリードを奪った。
田澤は直後の6回にマウンドに。先頭スプリンガーは空振り三振に仕留めたが、レディックにはライト線への二塁打を浴びた。アルトゥーベは右飛に仕留めて2死三塁。しかし、コレアは四球、ガティスは死球で満塁としてしまう。
続くグリエルには2ボール1ストライクから内角への直球を完璧にとらえられ、レフトへライナーで運ばれる満塁弾を浴びた。直球を4球続け、痛恨の一発をくらった。田澤は打たれた瞬間に呆然とし、打球を見届けると膝に手をついてうなだれた。
その次の打者は打ち取ったものの、2安打2四死球4失点で防御率6.60に。ベンチでもショックを隠せない田澤は下を向いたままで、やや苦しそうに呼吸をする姿に、トレーナーらが心配そうに寄り添う場面もあった。
この日は26球を投げてストライクは13球だった。田澤は移籍1年目の今季、16試合の登板のうち8試合で失点と苦しい投球が続いている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count