青木宣親、2000本へ「12」 MLBトップ5補殺目には「普通に投げればアウト」
ヒット&美技で勝利に貢献、5補殺は外野手トップタイ「落ち着いてプレーできた」
アストロズの青木宣親外野手が15日(日本時間16日)、敵地でのマーリンズ戦に「8番・左翼」で先発出場。3打数1安打1四球1得点で日米通算1988安打として、2000本の大台まで残り12本とした。アストロズは7-2で勝利。守備では3回に好守で打者走者を刺し、ヘイワード(カブス)に並ぶメジャー外野手トップタイとなる5補殺目をマーク。試合後には「落ち着いてプレーできた」と振り返った。
この試合では、3回の第1打席でニゴロに倒れた青木。しかし、その裏の守備で先頭リディーのレフト線へのヒットを素早く処理し、二塁に送球して打者走者をアウトにする“美技”を見せた。
リディーのフライがレフト線にフラフラと上がると、青木は猛然とチャージし、スライディングで捕球を試みる。わずかに及ばず、打球はライン際に落ちたが、このボールをグラブに当てていた青木は、素早く処理。落ち着いてボールを拾い、二塁に送球した。セカンドのアルトゥーベが巧みにタッチし、二塁を狙ったリディーはアウト。リカバリーして打者走者をアウトに仕留めた青木は小さくガッツポーズを作った。
試合後のテレビ中継でインタビューを受けた青木は、この場面について聞かれると照れくさそうに笑いながら「ランナーが走ってくれたので、あんなの普通に投げればアウトだと思っていた」と今季5個目の補殺を振り返りつつ「落ち着いてプレーできたと思います」と振り返った。