MLBで二刀流は可能? 米紙が選手証言を基に特集「体を壊すだけじゃないか」
「健康を保つことはタフで、二刀流をすることで両方が衰える気がする」
記事では、「これはロジスティックな課題だ」と指摘。「真のハイブリッド選手をメジャー球団はどのように活用すればよいのか?」と疑問も投げかけている。ただ、非常に難しい問題であることは確かなようだ。
ソーンバーグは「どちらもいけるレベルの能力を持った人はいると思う」としながら「でも、健康を保つことはタフで、二刀流をすることで両方が衰える気がする。一方かもう一方でグレートになろうとするか、日が経つにつれて例えば両方で平均的になるかだろう」と両立の難しさについて表現。モアランドも「片方だけでもやることがたくさんあるんだ。スケジュールも沢山ぶつかりそうに見える。できないと言いたいんじゃない。これまでも何人かが挑戦してきたようだ。長続きしなかったようだ。誰かスペシャルな人がやるんだろうね」と話したという。
投手としてメジャーのキャリアを刻んでいるソーンバーグは、打撃も出来るかと思ったが、そうではなかったという実体験も明かしている。また、「スペシャルな人がやるんだろう」としているモアランドは「自分? やる気はないよ」と断言したという。もし大谷が二刀流としてメジャーで結果を残せば、まさに常識を覆すプレーヤーとなるが、ハードルはやはり高そうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count