田澤純一、グリエルに逆転満塁被弾も…監督は擁護「次も駄目とは限らない」
1点リードの6回に被弾で今季初黒星、「ここまで期待通りの働きとは言えないが…」
マーリンズの田澤純一投手が15日(日本時間16日)、本拠地でのアストロズ戦に6回から2番手で登板し、元DeNAのグリエルに痛恨の逆転満塁弾を浴びた。1回2安打2四死球4失点で今季初黒星。マーリンズ移籍1年目の今季はここまで防御率6.60と苦戦しているが、ドン・マッティングリー監督は「次の登板が駄目とは限らない」と擁護したと地元紙「マイアミ・ヘラルド」が報じた。
田澤はマーリンズが先制点を奪った直後の6回にマウンドに上がった。先発ストレイリーはわずか1安打ピッチングで無失点。5回に右腕に108マイル(約174キロ)の打球の直撃を受けながら気迫の続投で無失点で投げきり、その裏の打席では先制点につなげる犠打を決めて降板していた。
好投のスタイリーからマウンドを受け継いだ田澤は、1死からレディックにライト線への二塁打を浴びる。アルトゥーベは右飛で2死三塁とするも、コレアは四球、ガティスは死球で満塁。続くグリエルには2ボール1ストライクから直球を完璧にとらえられ、レフトへ痛烈なライナーで運ばれた。グリエルにメジャー初の満塁弾を被弾してしまった田澤はマウンドでうなだれた。
今季初黒星がついた田澤だが、マッティングリー監督は擁護している。記事によると、試合後には「間違いなく、彼の希望通りの結果ではなかっただろう。おそらく、ここまでは我々の期待通りの働きとはいえない。しかし、それが彼の次の登板が駄目とは限らない」と話したという。
10日のカージナルス戦での1失点に続き、2試合連続の失点となったが、次回登板では立ち直ってくれるはずと指揮官は願っている様子。マーリンズはこの一発が重くのしかかり、2-7で敗戦。ここ19試合で4勝15敗という不振だが、田澤は奮起できるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count