DeNAドラ1濱口、5回に突然の大乱調、5失点で自身3連敗 ここ3試合で15失点
4回まで好投も5回に崩れる
DeNAのドラフト1位ルーキー、濱口が16日の広島戦に先発したが、突然の大乱調に陥り、5回途中で5失点で降板した。チームはそのまま1-10で敗れて3連敗。濱口も開幕2連勝から3連敗を喫した。
広島・尾道市での開催となった一戦。スタンドを埋めた広島のファンの大歓声のなか、濱口はうなだれて三塁側ベンチへ引きあげた。
先週の岐阜に続き、2試合連続で地方球場(しまなみ球場)での先発となった濱口。立ち上がりの1回、先頭の田中への四球とボークで無死二塁のピンチを招いたが、菊池をセカンドゴロ、丸をレフトフライ、鈴木を空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けると勢いに乗った。3回先頭の石原まで5者連続の空振り三振。4回も3者凡退で無安打投球を披露した。
だが、味方打線に1点をもらった直後の5回だった。勝利投手の権利を意識したのか、エルドレッド、新井に連続四球を与え、ペーニャに初安打となるセンター前を許して、無死満塁のピンチを招いた。
石原にレフトへの犠牲フライで同点に。続く9番の投手・野村にはストレートの四球を許して再び満塁とされると田中、菊池に連続安打を浴びて1-3に。なおも満塁で丸には押し出し四球。ここでラミレス監督がベンチを出て須田との交代を告げた。須田が鈴木にセンターへの犠牲フライを浴びたために、濱口は4回1/3、3安打、6四球の5失点の内容だった。
濱口は開幕から4戦負けなしの2連勝と好スタートを切ったが、5月2日の巨人戦、同9日の中日戦で2連敗を喫し、この3試合での失点は計15点。不安が残る投球が続いている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer