球団史上最速で50勝到達のダルビッシュ 指揮官絶賛「彼はスペシャルな投手」
トミー・ジョン手術で14か月戦線離脱「ユウにとって間違いなく大きな意味を持つ」
16日(日本時間17日)に本拠地でのフィリーズ戦で今季4勝目(2敗)を挙げたレンジャーズのダルビッシュ有投手。7回を投げて4安打1失点(自責1)の好投でフィリーズ打線を圧倒し、メジャー50勝目を記録した。ダルビッシュの節目到達について、レンジャーズのバニスター監督は「ユウにとって間違いなく大きな意味を持つ」と断言したという。球団公式サイトが伝えている。
メジャー6年目、109試合目での記録達成となったダルビッシュだが、記事では「おそらくレンジャーズはこれより早い到達を期待していたはず」と推察。同時に「2014?15年にトミー・ジョン手術で14か月も戦列を離れるとは予想していなかった」と指摘し、怪我に早期到達を阻まれた可能性を示唆した。
エース右腕の50勝到達に、バニスター監督は「ユウにとって間違いなく大きな意味を持つ。特にトミー・ジョン手術で1年半近く戦列を離れたのだから。日本で成し遂げたことと合わせて考えると、彼はスペシャルな投手だし、ボールでスペシャルなことができる人物だ」と、持てる才能を称賛したそうだ。
メジャー109試合目で節目の50勝到達は、日本人投手として最速、そしてレンジャーズ球団史上でも最速となった。4月下旬から安定した投球を続けるダルビッシュ。次回登板では、次なる節目100勝に向けて踏み出す白星を飾りたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count