田中将大の炎上原因は「アドレナリン」!? 投手コーチが米紙に明かす
スタインブレナー・オーナーは「懸念しないとは言わないが…」
14日(日本時間15日)本拠地アストロズ戦で2回途中8失点と大炎上してしまったヤンキース田中将大投手。それまで自身5連勝はしていたが、開幕以来不安定な登板内容も多く、ファンやメディアの間ではエース右腕の状態を懸念する声も多く聞かれる。そんな中、辛口で知られる地元紙「ニューヨーク・ポスト」電子版が「ヤンキース、問題はマサヒロ・タナカの悪循環と認める」と題した特集記事を掲載した。
ヤンキース元主将、デレク・ジーター氏の永久欠番式典が行われた日の試合で、自己最短タイ1回2/3を投げて、同じく自己最多タイ4被弾を喫し、自己最多新記録となる8失点を喫した。記事では、この試合も含めた最近3試合での田中の成績を紹介。3戦を2勝1敗という成績ながら、合計15イニングを投げて25被安打、防御率は9.00と打ち込まれている。
打線や若手投手陣が好調なチームは、現時点では勝ち星が先行しているが、頼りにしたいエースが不安定。これについて、17日(同18日)にニューヨークにあるMLB本部で開催されたオーナー会議に出席したヤンキースのオーナー、ハル・スタインブレナー氏は「ベテラン投手は時にスロースタート。シーズンを追うに従って状態が上がってくる」と話したそうだ。だが同時に「とは言っても、今までの登板を見て、懸念しないとは言わない。だが、彼もプロ。ベテランだ」と、気に掛けている様子だったという。