ロッテがキューバ代表サントスと契約合意発表 林本部長「出塁が重要」
1年契約で年俸は約2225万円「今朝キューバ政府から連絡があった」
ロッテは18日、WBCキューバ代表のロエル・サントス外野手との契約合意を発表した。林本部長は「今朝キューバ政府のスポーツ省から契約合意の連絡があった」と明かした。1年契約で年俸は20万ドル(約2225万円、金額は推定)。「今月末の交流戦までには来日できるように画策したい」とした。
泥沼7連敗中のロッテが動いた。林本部長は「いくつか補強ポイントがある中で、リードオフマンが固定できなかった。攻撃面で出塁が重要と認識している。ホームランも出てないが、一方出塁率の低さが大きな課題」と、不調の原因を分析。ロッテの出塁率.258は12球団ワースト。パ・リーグでは断トツ最下位で、唯一の2割台となっている。
サントスは左打ちの俊足外野手で、WBCでは“走り打ち”の1番打者として活躍。出塁率.318の数字以上にインパクトを残した。林本部長はサントスについて「出塁率が高く、足が速い」と高評価。走り打ちでキューバ打線の起爆剤となっていたサントス獲得で、なんとか浮上の突破口を切り拓きたい。
また、林本部長は長打力のある野手の補強も示唆。「ホームランバッターも並行して調査している。もう1人外国人選手がほしい」と話し、シーズン100敗阻止のために全力を注ぐつもりだ。
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細野能功●文 text by Yoshinori Hosono