右肩痛から復活の日ハム右腕、黒木投手コーチが明かす「バロメーター」とは
2連勝中の右腕を栗山監督も評価「浦野らしくなっている」
日本ハムの浦野博司投手が19日、本拠地でのオリックス戦で先発する。右肩痛を乗り越えて2季ぶりの勝利を挙げた5日オリックス戦から2連勝中。チームの連敗ストップと3勝目を懸けて、15年9月9日ソフトバンク戦以来618日ぶりの札幌ドームのマウンドに上がる。
ここまで2試合に先発して、防御率は0.75。試合前に栗山英樹監督は「浦野らしくなっている。もっと良くなるはず」と大きな期待を寄せた。2試合の内容を振り返ってみよう。
5日オリックス戦
5回0/3 安打6 三振5 四球1 失点0 自責0 球数72
12日ロッテ戦
7回 安打4 三振3 四球1 失点1 自責1 球数98
“浦野らしさ”について黒木知宏投手コーチが説明してくれた。
「まずストライクを確実に取れること。そして、それが前に飛びやすい投手で、アウトになる確率が高い。コースと高低をうまく使い、球数少なく打ち取ることができる投手」
この2試合とも序盤に打線の援護をもらったことは、テンポ良く打ち取る浦野の投球術と無関係ではないだろう。「1回、2回、3回と球数が増えると、苦しくなる。そこがバロメーター」と黒木投手コーチは言う。さて、今回はオリックス打線をどう料理していくのか、注目だ。
【了】
石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa