無死満塁から登板で圧巻投球、上原浩治が振り返る「最高の球」と課題
「見逃し三振をとった球だけが最高にいい球」
ブログでその登板を報告した上原は「完全に気持ちを切ったわけではなかったから、何とか投げることができた。身体を動かしたり、準備はしてたからね」と振り返りつつ、「(スアレスを)見逃し三振をとった球だけが最高にいい球だった」と分析。「右打者の内のファストボールがどうしても、甘く入ってしまう」と課題も綴った。
また「まだまだチームは乗れてないよなぁ。こんなはずじゃないのに…」、「自分も、もっと貢献できるように頑張らないとな。コツコツやっていくぞ!」と気持ちを新たにした様子。右腕の懸念通り、この試合で3連勝をマークしていたカブスは翌19日(同20日)のブルワーズ戦は3-6で敗れて連勝がストップ。同試合で上原の出番はなかった。
今季は18登板で1勝2敗、5ホールド、1セーブで防御率3.45。21勝20敗と波に乗り切れないワールドシリーズ覇者が今後巻き返すためにも、上原の活躍は重要なポイントとなるに違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count