ダルビッシュにバーネットも…レンジャーズ“珍”10連勝、勝ち投手は全員別
怒涛の10連勝で一気に貯金「3」に
レンジャーズが19日(日本時間20日)の敵地タイガース戦で5-3と勝利し、怒涛の10連勝をマークした。この連勝中、勝ち投手が全員異なることが現地で話題となっている。
昨季2年連続でア・リーグ中地区を制したチームは今季開幕3連敗を喫するなど低迷。一時最下位となるなど出遅れた状況に、米国内では今オフでFAとなるエースのダルビッシュ有投手に今夏のトレードの可能性を報じるメディアも続出した。
しかし5月9日(同10日)の敵地パドレス戦で11-0と大勝するとそこから反撃を開始。この日まで10連勝をマークした。その間、ダルビッシュ有投手は2試合に先発し両試合でクオリティースタート(6回以上を自責3以内)を達成。10日(同11日)のパドレス戦は勝ち星がつかなかったが力投がチームの勝利につながり、16日(同17日)のフィリーズ戦では7回1失点の好投で今季4勝目を挙げていた。
この日の10連勝を受け、地元紙「ダラス・モーニングニュース」のレンジャーズ番を務めるエバン・グラント記者は自身のツイッターで「私にとって驚きだ。レンジャーズの10連勝はすべて違う投手が勝ち投手となっている」とレポート。この書き込みに現地でも多くの反響が寄せられた。
同記者の報告通り、レンジャーズの連勝の間、A.J.グリフィン、ジェフレス、ダイソン、ケラ、バーネット、アルバレス、ダルビッシュ、キャッシュナー、ペレス、マルティネスとすべて異なる投手が勝ち投手となっている。
またレンジャーズはこれで貯金3となり、地区2位をキープ。これにより、ダルビッシュのトレード報道も下火となるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count