ロッテ再び黒星、伊東監督は助っ人に怒り爆発「バントさせた方がよかった」
前日にサヨナラで連敗脱出も…落胆大きく「昨日の勝ちが何の意味もない」
2日連続の歓喜は夢に終わった。20日の楽天戦。ロッテは0-0で迎えた12回表を無失点に抑えれば最低でも引き分けになるところだったが、2死からルーキー土肥が、プロ初スタメンの楽天ドラフト3位田中に決勝2ランを浴び、0-2で敗れた。
伊東監督は「ピッチャーは頑張ったが、打線がしょうもない。今日はいくかと思った。(8連敗で止めて)勝ったことで安心してしまってる。また逆戻り。昨日の勝ちが何の意味もない。外国人は話にならない」と4三振のダフィー、8回代打で空振り三振のパラデスに怒りを爆発させた。
二木が7回まで攻撃的な投球で、首位の楽天打線に付け入るスキを与えず6安打無失点。8回から大谷、内、有吉、土肥とつないで必死に守った。延長10回は先頭福浦が中前打で出塁したが、ダフィーが空振り三振。2死から清田の左前打で一、三塁と連日の延長10回サヨナラの好機も「めちゃ甘い球だった」と悔しがる田村の打ち損じで右飛に終わった。
「(ダフィーには)バントさせた方がよかった。使っている僕が悪い。今日の負けは痛いです」
伊東監督の落胆は大きかった。
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細野能功●文 text by Yoshinori Hosono