ハム2年目左腕加藤が誓う汚名返上 炎上の悪夢払拭「修正できた」

23日の西武戦で先発へ

 日本ハムの加藤貴之投手が23日の西武戦(前橋)に中5日で先発する。

 チーム一の安定感を誇っていた2年目左腕は、前回登板した17日の楽天戦(盛岡)では初回に5点の援護をもらいながら、2回に5者連続適時打を浴びるなど6点を失って降板した。「やってしまったことはしょうがない。しっかり反省したので、全力で初回から投げ込んでいきたい」と汚名返上を誓う。

 悪夢は払拭した。「前回ああいうピッチングだったので、投げることに関しても、トレーニングも体の動きも整えてやって、修正できました」。21日には札幌ドームのブルペンで約60球を投げ込み「感触はいつも通り」と確認した。

 前回に続いて地方球場のマウンドを託される。前橋はアマチュア時代にも経験がなく初めて。「行って、確認ですね」と手探りになるが、どんな環境でもどんな相手でも関係ない。好調の西武打線についても「自分次第なので」と一言。17日の屈辱を晴らすだけだ。

【了】

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

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