ソフトBの新たな育成戦略 即戦力候補左腕と二刀流、キューバ2選手の可能性

コラスが二刀流でプレーする可能性は? 本人は「大谷のようになれたら」

 実際に、日本ハムの大谷翔平のように「二刀流」としてプレーする可能性はあるのだろうか。コラス自身は「彼(大谷)のように自分もなれたらいい。打者としても、投手としてもいい選手だ。打者として出来るところを見せたいし、投手としても質のいいピッチングが出来る」と投手、野手双方でのプレーに意欲を見せる。

 実際のところ、ソフトバンク球団は野手としての素質を高く評価しているが、三笠副本部長は「適性を見てから」と、しばらくは投手、野手両方でプレーさせてみる方針だ。

 育成選手のため、まずは福岡・筑後市にあるファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」で力を磨くことになる2人。「日本というのは素晴らしい国だと思っていたし、文化の違いなども含めて、日本でプレーしたいと思っていた」というモイネロと、「日本のプロ野球は質が高い、いいリーグだと思っていた。そこで吸収したいと思っていた」と語るコラス。カリブ海の島国からやってきた若き才能は「ジャパニーズ・ドリーム」を掴むことが出来るだろうか。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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