ソフトB工藤監督が指揮官200勝 選手に感謝「みんなに勝たせてもらった」
7回1失点で5連勝の東浜を称賛、今後へ「201、202と勝てるように」
23日、ソフトバンクは6-1でロッテに勝利し、工藤公康監督が監督として通算200勝目を挙げた。節目の勝利をプレゼントしたのは、中5日で登板し7回1失点の好投を見せた東浜巨。指揮官は「いいピッチングだった」と“孝行息子”の活躍に目を細めた。
工藤監督がカード頭の先発を任せたのは東浜巨。その期待に応えて5勝目を挙げた東浜のピッチングに対し「ボールの力もあった。途中ヒットより四球が多くて慎重になっている部分もあるかもしれないが、全体的にはいいピッチングだった」と称賛した。
和田毅と武田翔太がいない中、先発の柱として十分な働きを見せる右腕の成長を「ゲームの中で(球を)操ることが少しずつできつつあるのかな。去年は投げるのに一生懸命だったが、今年はメリハリを含めてしっかりできるようになってきた」と語る。
監督200勝については「全然知りませんでした」と笑いながらも「みんなに勝たせてもらった200勝。監督3年目で200という数字まで来られたのもみんなのおかげ。節目は節目として、また明日から201、202と勝てるように」と、改めて選手たちに感謝した。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura