借金20に逆戻りのロッテに光明―復帰の角中、詰まった二塁打で感じた手応え
33試合ぶり復帰戦で1安打、「自分が思っているよりも良かった」
借金20に逆戻りとなったロッテ。23日のソフトバンク戦(ヤフオクD)での光明は、この日1軍復帰となった角中だろうか。4月12日のオリックス戦(京セラD)で右脇腹の痛みを訴え、登録を抹消。33試合ぶりの復帰戦は、いきなり「4番・DH」でスタメン出場となった。
初回の第1打席は一ゴロに倒れたが、4回の第2打席に復帰後初安打が出た。ソフトバンク先発の東浜の内角高めの真っすぐを、詰まりながらも左翼線に運ぶ二塁打。得点には繋がらなかったが、結果が残り「感覚だけでいえば、しっかり振れていたなと。自分が思っているよりも良かった」。1点を返し、なおも2死一、三塁で迎えた5回の第3打席は右飛に倒れ「3打席目で打たないと」と悔やんだ。
16日のイースタンリーグ楽天戦で実戦に復帰したばかりの角中。この日は4打数1安打だったが、「抹消される前は痛くない振り方とかを考えながらだったけど、今日は結果は別として振れたので。100%ではないけど、怖さはない」と状態に不安はなさそうだ。チームはいまだにチーム打率1割台と苦しんでおり「結果を出して引っ張っていきたいですね」。チームの核の復帰は、打線の起爆剤となるだろうか。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani