広島緒方監督、理想的な展開に饒舌「投打ともにいいゲームができた」

大瀬良「この形をこれから続けられるようにしたい」

 前回登板では7回1失点と好投するも勝ち星がつかなかった大瀬良だが、この日は6回無失点で勝利投手となった。「勝ちが付くのと付かないのでは、やはり違う」と喜んだ大瀬良は「これまでは先に点をもらっても、それ以上取られてしまう試合が多かった。今日のように先制してもらって、それを守りきる。この形をこれから続けられるようにしたい」と話し、「苦しい状況だけど、今の自分にできることは、できるだけ長いイニングを投げること。それぞれが自分の仕事をして、みんなで力を合わせてやっていきたい」と、チームへの貢献を誓った。

 ナゴヤドームでの3連敗は、ミスが多発してのものだった。「負けた原因はわかっている。守り勝つウチの野球をやること。この2試合はそれができた。先は長いけど、これからも一戦一戦、そういう試合を続けていくことが大事」と気を引き締めた緒方監督。敵地での同一カード3連敗の後、得意の地元に戻って2連勝で、首位阪神との差は0.5ゲーム差となった。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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