“今世紀最高の記録”も 驚異の奪三振、楽天・則本が射程に捉える偉業とは

メジャーでは8試合連続が最高、則本が射程に捉える様々な偉業

 また次回登板で、則本は7試合連続のNPB新記録に挑戦する。

 MLBでは、ボストン・レッドソックス、ペドロ・マルチネスによる8試合連続(8/19-9/17)が最多。何と、マルチネスは同じシーズンに7試合連続(4/15-5/18)も記録している。

 今季の則本昂大は8試合、58回を投げて78奪三振。このペースなら4年連続になる200奪三振を軽くクリアしそうだ。連続シーズン200奪三振は、過去には金田正一が14年連続、江夏豊が7年連続を記録しているが、野茂英雄がデビューから4年連続で記録して以降は、誰も達成していない。今世紀ではもちろん最高の記録となる。

 シーズンの2桁奪三振回数は1990年、当時近鉄だった野茂英雄の21回が最多。1968年に阪神の江夏が作ったシーズン20回を、新人の年に上回った。則本は今季、あと20回程度先発すると思われるので、この記録を破る可能性も大いにある。

 ちなみに、MLBシーズン2桁奪三振回数記録は1973年のノーラン・ライアン(当時エンゼルス)、1999年のランディ・ジョンソン(当時ダイアモンドバックス)がマークした23回。73年のライアンは、シーズン383奪三振のMLB記録を打ち立てている。

 則本は、奪三振に関する様々な記録を破る可能性が出てきた。目が離せない。

【了】

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

朝日新聞スポーツシンポジウム

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