前田健太、復帰登板で5回3失点も自ら逆転2点打! 4勝目の権利持って降板
初回に3失点もその後は力投、4回には逆転の2点タイムリー
ドジャースの前田健太投手が25日(日本時間26日)の本拠地カージナルス戦で復帰登板に臨み、5回を投げ終えたところで4勝目の権利を持って降板した。この日は初回に3失点を喫したものの、その後は無失点に抑え、4回には自ら逆転の2点タイムリーヒットもマーク。これが今季初打点となり、投打でチームに貢献した。
左太もも裏の張りで故障者リスト(DL)入りしていた右腕は5月10日のパイレーツ戦以来の復帰登板で、初回にいきなり崩れた。先頭のファウラーに中前安打を浴びると、2番パームには四球。続くカーペンターを空振り三振に仕留めたが、4番ジャーコにカーブを左翼線に運ばれ、2点二塁打で先制を許した。
さらに5番モリーナの打席で暴投でランナー三塁とすると、レフト前に落ちるヒットで3失点目。その後、2死から7番ディアスに左翼線二塁打、8番ウォンは敬遠で2死満塁と再びピンチに。直後のワカの打席では捕手がボールを逸らす間に三塁走者が本塁突入を試みたが、ここは何とかアウトとして難を逃れた。
2回は先頭のワカを右飛、続くファウラーを左飛に打ち取り、パームにはヒットを許したが、3番カーペンターを左飛に仕留める。3回は再びピンチを招き、先頭のジャーコ、モリーナと連打を浴びて無死一、二塁としたが、ピスコティを一邪飛、ディアスを空振り三振、ウォンを遊ゴロに打ち取り、追加点を与えなかった。
徐々に安定感を増した前田は4回先頭のワカを遊ゴロ、ファウラーを遊ゴロ、パーム を空振り三振とこの日初めて3者凡退に仕留めた。
そして前田はその裏の打席で勝負強い打撃を見せる。1点差とした直後の2死二、三塁の場面で相手先発・ワカから左翼線を破る2点タイムリーヒット。自身は二塁を狙ってアウトとなったが、貴重な逆転打で試合をひっくり返した。
5回は先頭のカーペンターに死球を与えたものの、この日2安打のジャーコを空振り三振、モリーナを投ゴロ併殺に仕留めてリードを死守。その裏、ドジャースは2点を加え、リードを3点に広げた。
5回を投げ終えた時点で78球となった前田はこの回で降板。この日は5回7安打4奪三振3四死球で3失点。防御率は5.08となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count