初回3失点も粘投 前田健太が修正手応え「結果的に自分のヒットで逆転できた」
自らのバットで逆転&5回3失点で4勝目
ドジャースの前田健太投手が25日(日本時間26日)の本拠地カージナルス戦で復帰登板に臨み、4勝目(2敗)を挙げた。初回は3失点と苦しんだが、2回以降は無失点。5回7安打3失点で自身3連勝をマークした。打撃でも4回に逆転の2点タイムリーを記録。これが結果的に決勝打となり、チームの7-3の勝利に貢献した。試合後、右腕は自身の修正に手応えを口にした。
左太もも裏の張りによる離脱から約約2週間ぶりの復帰登板となった右腕は立ち上がりを攻められ、初回先頭のファウラーに中前安打を浴びると、2番パームには四球。続くカーペンターを空振り三振に仕留めたが、4番ジャーコにカーブを左翼線に運ばれ、2点二塁打で先制を許した。さらに1死三塁から5番モリーナにレフト前に落ちるタイムリーを浴びてこの回3失点を喫した。
それでも2回以降は粘りの投球を見せると、1点差に迫った4回2死二、三塁の打席は左翼線を破る逆転の2点タイムリー。その後、1点のリードを守って5回で降板すると、2番手の柳賢振が4イニングを無失点と好救援を見せ、勝利した。
前田の投打での活躍を地元メディアも速報。試合後の会見模様も伝えられており、前田はその中で「初回の入り方がうまくいかなかったけど、その後、修正できてよかった。結果的に自分のヒットで逆転できたし、そのままチームが勝つことができてよかった」と復帰登板での勝利を喜んだ。
また、「久しぶりのちゃんとした試合での登板だったし、初回ボール球が多かったし、変化球の曲がりもよくなかったけど、リズムをつかんでからは自分のピッチングができた。リズムをつかむまで少し時間がかかった」と徐々に修正できたことに手応えを口にし、「最初はちょっと変化球に頼り過ぎた。リズムをつかんでからはフォーシームも効果的だったと思う」とも振り返った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count