タイガースの二遊間がスゴイ 名手2人の美しい“コンビプレー”に称賛の声
キンズラーがダイビングで好捕&イグレシアスが“回転送球”「信じられなプレー」
タイガースの二遊間“名手コンビ”が見せた美技が、ダブルプレーが成立しなかったにもかかわらず、称賛を浴びている。
25日(日本時間26日)の敵地アストロズ戦。1点リードで迎えた3回、アストロズは青木が剛腕バーランダーからレフト前ヒットで出塁した。続くスプリンガーは、バーランダーの足元を抜け、二塁ベース上を通過する痛烈な打球。そのままセンターに抜けるかと思われた。
しかし、二塁手のイアン・キンズラーがダイビング。打球をグラブに収めると、無駄のない動きで二塁ベースに入った遊撃手のイグレシアスに送った。青木はアウト。一塁に背を向けた状態でボールを受けたイグレシアスは、左回りに回転しながら、一塁へストライク送球した。
スプリンガーの足がわずかにまさり、判定はセーフ。センターに抜けるはずの当たりが一転してダブルプレーという“悲劇”こそ免れたものの、スプリンガーは完全にヒットを損した形に。地元テレビの実況は「信じられないプレーだ!」と2度も繰り返し、MLB公式サイトのツイッター「MLB GIF」は「こんなにスムーズなものがあるだろうか」と2人の滑らかな動きを驚きを持って伝えた。
タイガースはこの試合、好調アストロズに競り負けて6-7で敗戦。しかし、昨季のゴールドグラブ賞のキンズラー、現在メジャー屈指の遊撃手とされるイグレシアスの名手コンビは、強烈な印象を残した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count