スライダーが155キロ!? ナショナルズ右腕の変化球にMLB公式サイトも驚愕
空振り三振を奪った驚異の変化球を動画で紹介、大谷よりも10キロも速い!?
ナショナルズの新守護神が試合を締めくくった“超高速スライダー”が話題となっている。
26日(日本時間27日)のパドレス戦。サイ・ヤング賞右腕シャーザーが13奪三振の快投を見せた一戦で、コダ・グローバーは4点リードの9回2死満塁の場面でマウンドを引き継いだ。レンフローを1ボール2ストライクと追い込むと、最後は外角ボールゾーンへと変化していくスライダーで空振り三振。見事に試合を締めたが、このボールの球速はなんと96マイル(約155キロ)を叩き出した。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は、公式ツイッターでこの動画を紹介。「96マイルのスライダー?! カモン!」とコメントを添え、驚きを持って伝えている。
今季、守護神不在が心配されたナショナルズだが、ここにきてグローバーが定着。メジャー2年目の24歳は今季ここまで18試合に登板し、0勝1敗5セーブ4ホールドをマークしている。ストラスバーグが15奪三振の快投を見せた27日(同28日)の試合でも、3-0の9回に3番手で登板。3者凡退に抑えたが、3球投げたスライダーは全て94マイル(約151キロ)を超え、最後の打者を空振り三振に仕留めた1球など、95マイル(約153キロ)も2球、記録した。
日本では、昨年のパ・リーグCSファイナル第5戦で守護神として登板した大谷が、日本最速165キロの直球、151キロのフォークに加え、145キロの高速スライダーを投げて話題となった。グローバーのスライダーは、大谷よりもさらに10キロも速いことになる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count