岩隈久志、DL入り後初ブルペンも手応え薄? 地元紙は6月下旬の復帰示唆
遠征地ボストンで25球を投げ「まずまずだったと思う」
右肩の炎症で故障者リスト(DL)入りしているマリナーズ岩隈久志投手が27日(日本時間28日)、遠征地ボストンで戦線離脱後初めてブルペンで投球練習を行った。複数の米メディアが伝えている。
岩隈は同じくDL入りしているヘルナンデスとともに25球を投げたという。球団公式サイトによれば、投げ終えた後の岩隈は慎重な姿勢を崩さず、肩の状態については「まずまずだったと思う。完璧ではなかったけど、これが現状。状態は悪くない。復帰に向けて、状態を上げていきたい」と通訳を介して話したそうだ。
地元紙「タコマ・ニューストリビューン」電子版によると、サービス監督は岩隈について「フェリックス(ヘルナンデス)ほど早くはないようだ」とし、近日中にも2度目のブルペン投球を行う可能性を示唆したそうだ。
岩隈と対照的に、ブルペンでの投球練習に手応えを感じたヘルナンデスは「何の問題もない。ストライクをたくさん投げられた」と話し、6月半ばにも戦列復帰できそうだという。一方、手応えの薄かった岩隈はもう少し時間が掛かると見られ、地元メディアは揃って、復帰時期は早くても6月下旬になると予想している。
先発投手が次々と故障してしまったマリナーズは、29日終了現在、23勝29敗と負けが込み、ア・リーグ西地区最下位に沈んでいる。ヘルナンデスと岩隈の先発2本柱の1日も早い戦列復帰が望まれている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count