スタートから6年目、パ6球団合同サービス「パ・リーグTV」を徹底紹介
第1弾はSNS編、2種類の公式Twitterアカウント設置の目的
パ・リーグ6球団が合同で行うサービスの一つにパ・リーグ主催の全試合が見られる「パ・リーグTV」がある。2012年にスタートした公式ライブ動画配信サービスだが、それ以外にも毎年恒例の「パ・リーグ親子ヒーロープロジェクト」でウルトラマン、仮面ライダー、動物戦隊ジュウオウジャーやコロコロコミックとのタイアップを実施。幅広い世代にアプローチを行うことで新規ファンを開拓し、観客動員増という好結果につなげてきた。
パ・リーグ各球団の地域密着、そしてリーグ全体の振興への積極的取り組みを企業理念に掲げ、パ・リーグ6球団の出資で2007年に設立したパシフィックリーグマーケティング株式会社(以下PLM)。現在も「プロ野球の新しいファンを増やすこと」をミッションとし、それを実現させるための一つの方法としてパ・リーグTVの公式Twitterアカウント(@PacificleagueTV)でリーグ公式の情報を随時発信。また、初心者向けのアカウントとして、パ・リーグTV Lite(@ptv_lite)でもイラストや動画を用い、野球用語の解説などを初心者目線でゆるく、分かりやすくファンに届けている。
この2つのアカウントでは、どのような人物が、どんなことを念頭に置き、何を目的に情報を発信しているのか。「パ・リーグTVの内部を大公開」の第1弾として、SNS部門の運営がどのように行われているか、主にSNSでの業務に携わるPLMマーケティング室・鈴木智大氏に話を聞いた。
――鈴木氏はパ・リーグTVの配信現場でどのような業務をされているのでしょうか。
「SNSで野球の魅力を伝え、コアなファンにはご満足していただけるように。そして興味を持ち始めたファンの方には分かりやすく、情報を伝えるということが主な仕事内容になります。
――この仕事をやりたいと思ったきっかけは?
「大学2年生の時にJリーグのとあるチームでインターンをしていました。そこで、スポーツを支える側の楽しさ、面白さを知ったことがこの仕事をやりたいと思ったきっかけの一つになったと思います」
――情報を伝えるにあたり、どのようなことを心掛けていますか。
「誤字脱字がないようにするのはもちろんですが、パ・リーグ公式のメディアということを強く意識し、パ・リーグ6球団をできる限り平等に扱うように気を付けています」
――試合中はどのようなシーンに注目されていますか。
「試合中のプレーを見ることはもちろんですが、イニング間や投球前の動作など、ちょっとした仕草や個性が出る場面などは特に注目して見ています」