ジーター氏らのマーリンズ買収に“黄信号”!? 投資家Gからブッシュ氏離脱か
方向性の違いでブッシュ氏が離脱か
元ヤンキースの主将デレク・ジーター氏らが参画する投資グループのマーリンズ買収に“黄信号”が灯っている。同投資家グループから元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏が離脱したと地元テレビ局「CBSマイアミ」電子版が伝えた。
イチロー外野手、田澤純一投手らが所属するマーリンズに関しては以前から球団の身売り話が持ち上がっており、一時は複数の米メディアがジーター氏らを含む投資家グループへの球団売却で基本合意したとも報じていた。
しかし「CBSマイアミ」はこの投資家グループに問題が持ち上がった様子をレポート。記事によると、関係者は「ジェブは(グループから)離れた。ジーターはまだ参画している」と説明しており、ブッシュ氏が方向性の違いにより撤退すると伝えている。
記事ではその理由について「当初の計画ではジーターがベースボールの部分でのオペレーションを仕切り、ブッシュ氏がチームのビジネス部門を取り仕切ることになっていた。だが、最近の会談で、ジーターはもっと大きな役割を求めていることが明らかになったため、ブッシュ氏は交渉からの撤退に傾いた」と説明している。
一方で記事ではMLBのロブ・マンフレッドコミッショナーがタグ・ロムニー氏らの投資グループとジーター氏のグループの入札額がほぼ同額だったと明かしたことも紹介しており、ジーター氏らは今回の一件で劣勢に立たされているようだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count