最多タイ15本塁打のデスパイネ、5月10本で「常にポジティブに考えている」

5月は打率.312、月間18勝7敗と勝ち越したチームを牽引

 ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手が、本塁打キングトップに並ぶ15号のアーチをかけた。31日の中日戦(ヤフオクD)。3回にリードを広げる貴重な1発をだった。

 この回先頭で迎えた第2打席。2ボール2ストライクからの5球目だった。中日先発の大野が投じた真ん中低めの真っすぐを捉えた。「完璧な当たりだった」という打球は、打った瞬間にスタンドインと分かる強烈な当たり。左中間席へと飛び込むソロ本塁打で、プロ初先発の石川を援護した。

「最高の1か月になったね。来月はこの結果を越えられるような結果を出せたらいい」。これで5月だけで10本塁打目。93打数29安打の打率.312、10本塁打26打点と好成績を上げ、4月終了時点で.250だった打率は.280まで上昇してきた。

 急浮上の要因を「何も変えていない。常にポジティブに考えている。誰もが好調で始まり、好調で終わることはない。モチベーションを上げていくことが大事と思っている」と語ったデスパイネ。月間18勝7敗と白星を稼いだチームを、今季新加入したキューバ人の大砲が支えている。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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