田中将大MLB500奪三振も乱調…6回途中を1発含む9安打7失点、白星ならず
7失点以上は今季3度目、防御率は6.34に上昇
今季6勝目を目指すヤンキース田中将大投手が31日(日本時間6月1日)、敵地でのオリオールズ戦に先発。5回2/3を投げて1被弾を含む9安打2四球4奪三振7失点(自責7)と乱調だった。103球(54ストライク)で投げた6回2死二塁、4点ビハインドの場面で降板。3回にメジャー通算500奪三振を記録したが、自身3連敗を止めるには程遠い投球内容となってしまった。
田中は初回先頭スミスに右前打されたが、ジョーンズを三ゴロ併殺に打ち取り、打者3人で締める上々のスタートを切った。2回も先頭トランボを四球で出塁させたが、後続3人を打ち取って無失点。だが、3回に捕まった。
1死から2連打で一、二塁とするとジョーンズに中堅へタイムリー二塁打を浴びて2失点。続くマチャドを空振り三振とし、メジャー通算500奪三振を記録したが、トランボとデービスに連打されて、さらに2失点。この回に4点の先制を許した。
味方が1点を返した後の4回は2死を簡単に奪ったものの、ハーディの左翼二塁打、スミスの四球で2死一、二塁としたところで、先制二塁打を放ったジョーンズに初球ツーシームを右中間最前列に飛び込む3ランとされた。
味方打線が再び2点を返し、4点ビハインドで臨んだ5回は12球で3者凡退と粘りを見せたが、6回先頭スコープに左翼線二塁打を許し、2死を奪ったところで103球(60ストライク)で降板した。
不安定な登板が続く今季は、7失点以上した試合は3試合目となってしまった。5月8日レッズ戦以来の勝利を目指したが、最後に粘りは見せたものの、期待に応えられない内容となってしまった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count