田中将大自己ワースト4連敗…好相性ロマイン起用も6回途中7失点で5敗目
3回にはマチャドを三振に斬り、メジャー通算500奪三振
ヤンキース田中将大投手が31日(日本時間6月1日)、敵地でのオリオールズ戦に先発し、5回2/3を投げて1被弾を含む9安打2四球4奪三振7失点(自責7)で5敗目(5勝)を喫した。今季は6戦で組んで防御率1.96と好相性の捕手ロマインを起用したが、4回までに大量7失点。打線の援護も実らず、自身ワーストとなる4戦連続黒星となった。
田中は1回、2回と走者を背負いながらも無失点とする立ち上がりを見せたが、3回に捕まった。1死から2連打で一、二塁とすると、ジョーンズに中堅へ適時二塁打を許して2失点。続くマチャドを空振り三振に斬ってメジャー通算500奪三振を記録したが、トランボとデービスに連打されて、この回に4点先制された。
味方が1点を返した4回も、2死から二塁打と四球で一、二塁とすると、先制二塁打を放ったジョーンズに初球を右中間最前列に飛び込む3点弾とされ、2イニングで7点を失った。
味方打線が再び2点を返し、4点ビハインドで臨んだ5回は12球で3者凡退。6回もマウンドに戻ると、先頭スコープに左翼線二塁打を許したが、2死を奪ったところで103球(60ストライク)で降板。最後に粘りを見せたが、7失点が大きく響いた。
田中は5月14日アストロズ戦、20日レイズ戦と2戦連続で4回持たずに6失点以上を喫するKO劇となったが、26日アスレチックス戦では自己最多13奪三振を記録する8回途中1失点の快投を披露。惜しくも黒星も復調傾向を見せていた。今季は調子が安定せず、6失点以上を喫したのは、この日で4戦目。防御率は6.34まで上昇した。
チームはア・リーグ東地区首位をキープするものの、エース右腕は苦悩の登板が続いている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count