選手が「バットボーイ」と接触する珍事 アウト→ファウルで抗議の監督は退場
メッツ三塁手がファウルフライを捕球できず、当初は「妨害」でアウトの判定も…
1日(日本時間2日)のブルワーズ-メッツ戦で、選手のバットなどを片付ける「バットボーイ」が、ファウルフライを捕球しようとする内野手の邪魔になってしまうという“事件”が起きた。
敵地に乗り込んできたブルワーズの2点リードで迎えた4回1死満塁の場面。メッツの右腕ウィーラーが投じた2球目のカーブを、ブルワーズのソガードが三塁ファウルゾーンに打ち上げた。これを三塁手のフローレスが追いかけ、ほぼ落下地点に入ったかに見えたが、ここでまさかの出来事が起きた。
ベンチの前に座っていたブルワーズのユニホーム姿のバットボーイは、打球が上がると立ち上がり、椅子を持って移動を始めていた。座っていた場所に打球が飛んでくると思った可能性が高いが、結果的にボールを追って走ってきたフローレスと接触する形に。飛球を見上げていたフローレスは驚いた表情でバランスを崩し、捕球することができず、バットボーイを見ながら両手を広げた。
バットボーイはそのまま三塁側のブルワーズベンチへ。メッツの本拠地シティー・フィールドは一瞬、大ブーイングに包まれたが、審判はアウトを宣告。地元テレビの実況も困惑しながら、「審判はバットボーイの妨害でアウトとした」と説明した。しかし、その後、審判が協議して判定はファウルに変更されると、今度はメッツのコリンズ監督が猛抗議して退場処分に。結局、ファウルでプレー続行となった。