セイバーメトリクスの指標で見るプロ野球 今季の各リーグWARトップ10は

巨人は投打の大黒柱が1位も…

【セ・リーグ】

▽野手
1、坂本勇人内野手(巨人)3.2
2、丸佳浩外野手(広島)2.6
3、田中広輔内野手(広島)2.4
4、鈴木誠也外野手(広島)2.3
5、上本博紀内野手(阪神)1.9
6、菊池涼介内野手(広島)1.9
7、大島洋平外野手(中日)1.6
8、中村悠平捕手(ヤクルト)1.6
9、ケーシー・マギー内野手(巨人)1.5
10、ブラッド・エルドレッド内野手(広島)1.5

▽投手
1、菅野智之投手(巨人)2.4
2、小川泰弘投手(ヤクルト)2.0
3、ランディ・メッセンジャー投手(阪神)1.9
4、岡田明丈投手(広島)1.9
5、マイルス・マイコラス投手(巨人)1.8
6、秋山拓巳投手(阪神)1.7
7、ジョー・ウィーランド投手(DeNA)1.6
8、能見篤史投手(阪神)1.4
9、九里亜蓮投手(広島)1.3
10、デビッド・ブキャナン投手(ヤクルト)1.3

 打撃、そして守備で巨人を引っ張る坂本が野手部門で1位。チームは11年ぶりの8連敗と苦しんでいるが、主将の貢献度の高さは数字に表れている。2~4位には首位広島の3人が並び、5位の阪神・上本に続いて、菊池の6位に入った。

 また、投手では巨人のエース菅野がトップ。巨人は野手、投手ともに大黒柱が1位ながら、チームは低迷している。2位は離脱中の小川。ヤクルトにとっては、やはりエースの負傷は痛すぎる。3位は阪神メッセンジャーで、4位は2年目の広島岡田、そして5位は菅野とともに巨人のローテを支えるマイコラスとなっている。

 好調の近藤、則本は今季どこまでWARを積み上げるのか。そして、巨人は投打の大黒柱の奮闘をチーム浮上に繋げられるのか。MLBでは、MVP選出にWARが重視される傾向にあるが、所属チームの成績がより重視される日本でどうなるかに注目してみても面白いかもしれない。

Supported by 1.02 各データはDELTAが独自集計したものです。公式記録とは異なる場合があります。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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