これが最強左腕カーショーの“宝刀”の切れ味 ベース遥か手前でバウンドも…
「もし目を閉じてスイングし、強運を祈ることにしても、悪くない賭け」
「Cut4」は「プレート手前で弾むカーブでアギラルをスイングさせたクレイトン・カーショーを見よ」とのタイトルで特集記事を掲載。「ブルワーズに2-1で勝利した金曜夜の試合前時点で、クレイトン・カーショーは被打率.206、被出塁率.262、被長打率.304だった。もし目を閉じてスイングし、強運を祈ることにしても、悪くない賭けだ」として、このシーンを動画付きで紹介している。
「ヘスス・アギラルは試しにそうしたのかもしれない。4回裏、かつてヴィン・スカリー(昨年限りで引退したドジャース中継の名物実況)が“この世で最大の脅威”と評した自慢のカーブをカーショーが繰り出すと、プレートの手前でバウンドしたにも関わらず、アギラルは地底旅行へ向かう投球にスイングせずにいられなかった」
このように言及している。一方で「これはカーショー相手にアギラルが喫した3三振(そして試合では4三振)の1つだが、気に病むことはない」とも指摘。カーショーがこの試合で14奪三振を記録したこと、2000奪三振に到達したことなどに言及しつつ、ブルワーズがドジャースの計4投手の前に喫した26Kという数字は球団ワースト記録だったことも紹介した。
普通に考えればありえない空振りも、カーショーのカーブだったら仕方ない――。メジャー最強左腕の前に三振に倒れたアギラルは、むしろ“同情”の対象となっているようだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count