田中将大、結果が出ず「力み」 “負の連鎖“の5連敗「抑えたいがために…」
3被弾で5回5失点、62球降板に「苦しいのは苦しい」も…「乗り越えられる」
ヤンキースの田中将大投手は6日(日本時間7日)、本拠地でのレッドソックス戦に先発し、5回を投げて3被弾を含む5安打2奪三振1四球5失点(自責5)で6敗目(5勝)を喫した。この試合は、わずか62球(44ストライク)で降板。チームは4-5で敗れ、自身5連敗となった。米メディアの取材に対して、敗因を結果が出ていないことでの「力み」と分析した右腕は「乗り越えられる」と懸命に前を向いた。
田中は初回、無死一、三塁で3番ボガーツの一ゴロの間に1失点。2、3回は3者凡退も、4回には先頭ボガーツを四球で歩かせると、続くモアランドには右翼へ特大2ランを被弾。さらに、ラミレスには左中間への2者連発となるソロ弾を許し、5回2死からベニンテンディにもソロを浴びて、5点目を喫した。
3点のリードを許したまま、わずか62球で降板。自己ワーストの5連敗で防御率は6.55となった。
試合後には、地元メディアに「いいボールと悪いボールが今日ももちろんあって、悪いボールが非常にロケーション(制球)の悪い、甘い球になってしまって、それが悪い結果につながってしまっている。1つ抑えたいがための力みがあったりだとか、そういうところが通常通りリラックスしながらいい球を投げれるようにしないといけない」と明かした田中。「今日は一番は力みだと思います。メカニック(技術)の部分は僕は改善されてきていると思います」。結果が出ないことで“負の連鎖”に陥っている。
「苦しいのは苦しいですけど、乗り越えられると思って日々やってますし、それは自分を信じてやっていく、自分のできることを日々やっていくしかないです」と胸中を明かしたエース右腕。まずは連敗脱出――。1勝をつかめば、その先に光が差してくると信じたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count