ソフトB右腕、大先輩と「石川対決」へ珍コメント「“石川の戦い方”学びます」
2度目先発で2勝目狙う石川「振ってくれるようなら力勝負できる」
7日、ヤクルト戦でソフトバンク石川柊太がプロ2度目の先発マウンドに上がる。5月31日の中日戦でプロ初先発初勝利をマークした石川は「今回もリリーフのつもりで、最初から飛ばしていく形で」試合に臨むという。
「初先発で体の反応として違うものが出たので、この1週間は疲れを取ることを意識してやってきた」と語る石川。5日のブルペンで38球を投げ「だいぶ疲れが取れたので、(7日は)いい感じで入れそう」と、練習中もにこやかな表情を絶やさなかった。ヤクルト打線について「イメージ的にはどんどん振ってくると思う」と語る。
「振ってくれるようなら力勝負していけるし、自分の投球スタイルとしてはやりやすい。自分の球に相手がどういう反応するのかを見てみたいですね」
その一方で「細かい野球してくるようなら、ちょっと考えないといけないですけどね」と笑うところも初々しい。
「とにかく自分ができることをしっかりやるだけ。できることをやった結果として7回、8回までいけたらいい。(無四球だった)前回のようにストライク先行でリズムよくいきたい」
7日のヤクルトの先発はベテラン左腕の石川雅規。“石川対決”に「いやいや、向こうは大先輩なので、大先輩から“石川の戦い方”を学びますよ」の珍コメント。そんな答え方ができるのも余裕の表れかもしれない。
初勝利のウイニングボールは両親にプレゼントすると言った石川。2つ目のウイニングボールがゲットできれば、大切にしている“あーりんロボ”と一緒に自分の部屋に飾られることになるかもしれない。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura