ダルビッシュがMLB通算900奪三振 日本人3人目、野茂氏を上回る最速ペース

野茂氏、黒田氏に続いて3人目、野茂氏より15試合早く節目の数字に到達

 レンジャーズのダルビッシュ有投手は7日(日本時間8日)、本拠地でのメッツ戦に先発し、メジャー通算900奪三振をマークした。日本人では野茂英雄氏(1918奪三振)、黒田博樹氏(986奪三振)に続く3人目。野茂氏を上回る最速到達となった。

 ダルビッシュは初回、1死からカブレラをスライダー、ブルースはカーブで空振り三振。2回はわずか4球で2アウトとすると、最後はグランダーソンを直球で空振り三振に仕留めた。3回2死ではラガレスは2球で追い込み、最後は96マイル(約155キロ)の直球で空振り三振。3回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球で通算896奪三振として、ファーギー・ジェンキンス(895奪三振)を抜いて球団歴代6位に浮上した。

 4回、ダルビッシュは1死からカブレラは直球で2打席連続三振とするも、ブルースにはカーブを捉えられ、右中間に大飛球を打たれる。チャレンジで判定が覆って2ラン。この試合初めて許したヒットで逆転を許した。

 それでも、5回はレイエスをカーブで空振り三振、ダーノーを遊ゴロ、ラガレスを二飛と3者凡退に抑える。6回先頭のコンフォルトを直球で見逃し三振に仕留めると、カブレラをスライダーで見逃し三振。この試合8個目の三振を奪い、節目の900奪三振とした。

 ダルビッシュは113試合目で900Kに到達。野茂氏はメジャデビューから128試合で900奪三振に到達しており、パイオニアより15試合も早く達成した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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