13連敗中の巨人が相手でも…日ハム先発の高梨「相手のことは気にしない」

子供の頃からよく見ていた相手、「注目されている球団という印象」

　日本ハムの高梨裕稔投手が9日、本拠地での巨人戦に先発する。球団ワーストの13連敗中の巨人打線に対して「相手のことは気にせず、しっかり自分のボールを投げられるようにしたい」と力を込めた。

　約2週間ぶりに先発復帰した2日の阪神戦では、6回途中8安打2失点。「打たれてはいけないバッターに打たれて取られてしまった」と投手の岩貞に許した安打が大きな教訓になった。

「中軸にチャンスで回すと取られるので、下位に無駄な四球を出さないようにしたい。もっともっとストライク先行で有利にできれば、自分のピッチングができる」。積極的な投球で巨人打線斬りをイメージしている。

　巨人戦は子供の頃にテレビでよく見て、東京ドームに足を運んだこともあるという。「注目されている球団という印象。でも、いざ戦うとなると他チームと変わらない。変に意識することはないです」と穏やかに話す。

　昨オフに日本ハムから巨人に移籍した陽岱鋼外野手と石川慎吾外野手が活躍中だ。「対戦は楽しみではあります。慎吾にはキャンプでよく打たれたので、しっかり抑えたい」と意気込んだ。

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石川加奈子●文　text by Kanako Ishikawa