ヤ軍サンチェスが圧巻の二盗阻止 138キロ&1.84秒の送球に「盗塁禁止」
俊足ベッツを刺す矢のような送球、ヤ軍ツイッターは「もう1回言っておこう…」
ヤンキースのゲーリー・サンチェス捕手が8日(日本時間9日)のレッドソックス戦で圧巻の強肩ぶりを見せつけた。二盗を刺した時速85.8マイル(約138キロ)の送球が話題となっている。
試合開始直後に本拠地ヤンキースタジアムを騒然とさせた。レッドソックスの先頭ベッツは遊撃内野安打で出塁すると、続くベニンテンディの打席ですかさず二盗を狙う。しかし、ここでサンチェスが二塁へ矢のような送球。やや一塁側に流れたボールを遊撃のグレゴリウスがつかみ、そのままタッチしてベッツはアウトとなった。
MLBの解析システム「スタットキャスト」はまず、2015年に21盗塁、16年に26盗塁を決め、今季もすでに9盗塁をマークしているベッツの盗塁データを算出。「5ツールプレーヤー」の第二リードは24.1フィート(約7.35メートル)で、二塁までの到達スピードは3.58秒だったという。
サンチェスはこの二盗を阻止した。「スタットキャスト」によると、送球の球速は85.8マイル(約138キロ)を計時。送球タイムは1.84秒だったという。ヤンキースの公式ツイッターはこの動画を紹介し、「もう1回言っておこう。ゲーリーの時は盗塁禁止」と、絵文字を使って呟いた。
この回を無失点に抑えたヤンキースは、サンチェスが2本塁打を放つなど打線が13安打9得点と爆発。2位の宿敵レッドソックスを9-1で下し、3ゲーム差でア・リーグ東地区首位に立っている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count