ソフトB快勝で今季最大貯金17 柳田が全3打点、交流戦10戦で7発&20打点
バンデンハークが快投、勝利の方程式も万全のリレーでリード守る
ソフトバンクが4連勝を飾った。9日の阪神戦(ヤフオクD)。柳田が3戦連発の本塁打を放つなど、1人で全得点を生む活躍を見せて、3-0で快勝。これで交流戦4カード連続で初戦をモノにし、貯金は今季最大の17となった。
絶好調の柳田が、1人で試合を決めた。初回、今宮が三塁ベース直撃の二塁打で出塁すると、中前への適時打。3試合連続の先制打を放つと、3回にはまたも中前安打で出塁した今宮を置き、左翼ホームランテラス席へ飛び込む15号2ランをかっ飛ばした。これで、連続試合安打を21試合に伸ばし、交流戦10試合で7本塁打20打点と驚異的な活躍を見せた。
このリードを盤石の投手リレーで守りきった。先発のバンデンハークは6回まで阪神打線をわずか3安打に封じ、9個の三振を奪う好投で6勝目。6回に無死二、三塁のピンチを招いたが、高山、福留、原口のクリーンアップを打ち取って、窮地を脱した。7回からは森、岩嵜、サファテの勝利の方程式がバトンをつなぎ、危なげなく逃げ切った。
阪神は打線が沈黙。ソフトバンク投手陣の前に、散発4安打しか放てず、零封負け。6回無死二、三塁のチャンスでクリーンアップが立て続けに凡退したのが痛かった。先発の岩貞は鷹打線を7回6安打に抑えたが、今宮、柳田の2人に4安打を打たれて4敗目を喫した。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani