オリ新助っ人、本塁踏み忘れで来日初本塁打取り消しの“珍ミス”も…サヨナラ勝利で帳消し
本塁打が三塁打に変更の珍事、ロメロのサヨナラ打では全員がしっかり生還を確認
オリックスの新助っ人、クリス・マレーロ外野手が9日の中日戦で来日初本塁打を放ったが、まさかの“凡ミス”で取り消される珍事があった。試合は延長に突入したが、最後はロメロのサヨナラ弾が飛び出し4-2で勝利した。
1点を追う5回、マレーロは無死一塁で打席に立つと、2ボール1ストライクから中日先発・小笠原のチェンジアップを完璧に捉えた。打球はセンター左へのホームランに。大歓声の中でダイヤモンドを悠々と一周すると、ベンチでチームメートとハイタッチを交わした。
この日、1軍登録されたばかりの新助っ人。デビュー戦でいきなり逆転2ランかと思われたが…。しばらくすると、ベンチのマレーロが異変に気づく。福良監督が飛び出し、一塁塁審の事情を聞くも、諦めてベンチへ。その後、マレーロが本塁を踏んでおらず、ホームランは取り消されたことが説明された。
前代未聞の珍事にマレーロは呆然。逆転2ランは同点三塁打に変更され、オリックスはこの回勝ち越すことができなかった。
両チームはその後、1点ずつを取り合って2-2で延長線に突入。本来は9回で勝っていたはずのオリックスは延長10回にロメロがサヨナラ2ランを放ち、4-2で勝利した。最後はナイン全員でロメロが本塁打を踏むところをしっかりと確認。新助っ人のミスは敗戦には繋がらず、最後は“先輩助っ人”の4番が試合を決めた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count