阪神快勝、貯金は再び最多タイ「11」 ソフトB柳田は21戦連続安打でストップ
ソフトB松本の自滅を逃さず、青柳は交流戦2連勝で3勝目
阪神がソフトバンクに快勝し、貯金を今季最多タイの11に戻した。10日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。2回に4点を奪うと、先発の青柳をはじめとする投手陣がこのリードを守り抜き、星を1勝1敗のタイに戻した。
2回にソフトバンク先発・松本裕樹の自滅を逃さなかった。先頭の福留、続く原口が連続四球。鳥谷の二ゴロの間にそれぞれ進塁すると、中谷も四球で1死満塁に。ここで糸原が右翼線を破る2点適時打を放ち、まず2点を先制した。上本にも左翼線への2点適時二塁打が出て、この回4点を奪い取った。
投げては、先発の青柳が、強力ソフトバンク打線を、わずか1失点に抑え込む好投。5回に2死一、二塁から川崎に右前適時打を許し、1点を返されたが、最少失点で切り抜けた。右腕が5回4安打1失点とすると、6回から高橋、桑原、岩崎、マテオと継投でつなぎ、逃げ切った。青柳は交流戦2連勝で3勝目をあげた。
ソフトバンクは先発の松本裕が自滅。2回に3つの四球を与え、そこから2本の適時二塁打で4点を失った。今季3度目の先発でプロ初黒星。打線も阪神投手陣の前に振るわず。6安打で奪った得点は1点のみに終わった。交流戦絶好調の柳田も4打席ノーヒットに終わり、連続試合安打は21でストップ。オリックス、広島と並んでいた交流戦首位からも陥落した。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani