ソフトBの仰天プランは幻に 延長戦突入なら「捕手・川崎」の予定だった!?

9回で捕手を使い切ったソフトB、延長なら「メジャー帰りの方がやる予定でした」

 え? キャッチャー川崎?

 ソフトバンクが6年ぶりに復帰した川崎宗則内野手を捕手として起用する可能性があった。10日の阪神戦(ヤフオクD)。3人の捕手を使い果たし、延長に突入した場合、川崎を捕手とする予定だった。

 この日の先発は成長株の甲斐だったが、先発の松本裕が4失点で5回で降板すると、捕手も高谷へ交代となった。だが、高谷が7回の守備時にファウルチップを右中指に当て負傷。8回までプレーを続けたが、9回からは鶴岡に交代となった。

 そして、4点ビハインドで迎えた9回。2死一塁で、打順はその鶴岡に。ここで工藤公康監督は「同点に追いつかないことには」と、思い切って代打・ジェンセンを送った。結果は捕飛に終わり、試合終了となったが、仮に同点に追いついた場合、3人の捕手を全て使い果たしており、指揮官は「メジャー帰りの方がやる予定でした。拓也より肩はいいですからって言っていた。彼の方から『いけます。やったことあります』と」と、衝撃のプランがあったことを明らかにした。

 結果的に、捕手・川崎が実現することはなかったが、驚きの起用法。ファンも、少なからず見たかったのではないだろうか?

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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