ホークス今度は主砲デスパイネに異変…走塁中に負傷、途中交代に
3回の走塁中に負傷、5回の打席で代打を送られる
ソフトバンクがまた故障禍に見舞われた。11日の阪神戦(ヤフオクD)。今度は主砲のアルフレド・デスパイネ外野手をアクシデントが襲った。
3回の攻撃だった。1死から打席に立ったキューバ人助っ人は四球で出塁。中村晃の中前安打で二塁へ進んだ。松田が右翼フェンス直撃の当たりを放つと、ここで異変が起きた。三塁ベースを蹴ったデスパイネが突然、苦悶の表情を浮かべる。足を引きずるようにして、なんとか本塁を駆け抜けたが、故障を発生したのは明らかだった。5回に回ってきた打席で代打を送られ、ジェンセンが打席に立った。
ソフトバンクは10日の同戦で捕手の高谷が、ファウルチップを右手中指に当て、右手第三指末節骨骨折。11日に出場選手登録を抹消された。4番を務めていた内川は頚椎捻挫で登録を抹消中で、和田は右肘の遊離軟骨除去手術を受けてリハビリ中。スアレスも右肘トミー・ジョン手術のため、今季中の復帰は不可能だ。
右肩炎症でファームで調整中の武田も1軍復帰が延期となり、早くても交流戦明けの復帰となる見込み。相次ぐ負傷者に加え、本塁打、打点のリーグ2冠に立つ助っ人が離脱となれば、あまりにも痛い事態となる。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani