ハム村田、プロ初白星に涙 古巣巨人に感謝「結果を出してお礼をしたかった」
5回1失点の力投「たくさんの人に応援してもらいここまでこれました」
日本ハムの村田透投手が11日の本拠地巨人戦で5回6安打1失点の力投を見せてプロ初勝利を挙げた。2008年から3年間在籍した古巣に白星をつかみ、試合後のお立ち台では目に涙を浮かべた。
この日は5回クルーズにタイムリーを浴びたものの、5回1失点の力投。打線も西川が2ランを放つなど援護して5-1と勝利し、村田が白星を手にした。2007年のドラフト1位で巨人に入団。08年からスタートしたプロのキャリアで10年目にして初勝利となった。前日の勝利で連敗を止めていた日本ハムはこれで2連勝。巨人は2連敗となった。
試合後、西川とともにお立ち台に立った32歳は「たくさんの人に応援してもらいここまでこれました」と声を詰まらせながら話した。在籍3年で1軍登板がないまま自由契約となった巨人に対しては「プロの世界でやるために築いてくれた僕の大事な3年間でした、結果を出してお礼をしたかったです」と感謝の気持ちを示し、「まだ始まったところ。まだまだ結果を出して恩返しできたということになるようにがんばりたい」と話した。
2011年から渡った米国では3Aで最多勝、メジャー登板も経験。そしてこの日プロ初勝利をつかんだ右腕はファンに対して「オールドルーキーの村田です。まだ1勝ですが、このまま続けられるようがんばります」と宣言した。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count