柳田? 中村晃? それとも…デスパイネ離脱でソフトBに「4番問題」浮上

チームリーダー松田の4番はない?

◯中村晃

 現在の打順から、5番以降をそのまま1個ずつ詰めるプラン。先にも記したように、中村晃は交流戦打率トップの.391をマーク。一発がないものの、しぶとい打撃が期待でき、俗に言う「つなぎの4番」となる。打順の並びはほとんど変わらない点はメリット。

◯代役をそのまま4番に
 
 現在の打順を変えず、別の選手をそのままデスパイネに代えて4番に据える。昨季、内川が欠場した2試合で、代役の吉村裕基をそのまま4番に起用した前例のように、だ。現在の陣容を考えれば、一塁、ないし、中村晃を一塁に置いた場合の左翼に入る選手か。江川智晃や、ファームで状態を上げている長谷川勇也ら昇格組が候補になるだろうか。打者の並びが変わらない点は利点だが、打線としての怖さ、迫力は若干欠けるか。

 チームリーダーの松田を4番に置くことに関しては、藤本コーチが「マッチはない」と否定しており、可能性は限りなく低いだろう。工藤公康監督はいかなる決断を下すのか。まずは、交流戦残り6試合。ソフトバンクはどんな戦いを見せるのだろうか。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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